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“起こる前に防ぐ”ガバナンスを海外でも
株主に「海外も大丈夫」と言えるガバナンスとは?
遠く離れた欧米グループ会社のリスク管理を、会計監査や年に一度の内部監査で「大丈夫」と言いきるのは難しいものです。会計監査は不正を発見するためにデザインされてはおらず、また予告の上たったの数日間で行われる内部監査で意図的な不正を発見できる可能性が非常に低いのは明らかです。何か事件が起こった場合には「十分だった」とは言いにくいリスク管理状況です。
Point 01. キーワードは“外部の眼”
国内では経営に外部の眼を入れる事は当たり前となりつつありますが、遠く離れた海外であれば尚更外部の眼を入れて独立性を保つ事は必須と言えます。駐在員の配置では独立性を担保できず、また現地の会計や法律やビジネス環境に精通していないと気づかない事象の数多くあるため、現地の外部専門家の眼を入れる事が最も合理的です。
Point 02. “いつも” &“全て” が最強の抑止力
ガバナンスは不正を発見するというスタンスではなく、不正を抑止できないと意味がありません。最も強力な抑止力は いつも 全て 見られているという環境です。年に一回など定期的に一部の情報を見られるのではなく、いつも 全て 見られているという認識がある事が重要です。更に見ているのが独立した外部の専門家となると、不正を働く事に合理性を見いだせなくなります。この状況であれば、簡単には不正ができない環境と言えます。
Monitoring 会計データモニタリング
不正は必ず金銭が絡む事から、会計データに何らかの兆候が現れます。しかし原価に隠れていたり予算の大きい経費に隠れていたりする場合は監査では発見しにくく、継続的なモニタリングにより変化を察知する事が有効です。また、毎月外部の会計士が会計データを分析している状況を作る事が不正の抑止力となり、有効な内部統制の一部となります。
Forensic 不正調査
不正が疑われる事象を発見した際には、本社と連携を取りながら現地側で不正調査を進めます。また、不正が発覚した場合も被害が最小となるよう措置を講じます。
Weekly Chat 週間ショートミーティング
経営管理サービスに含まれる『週間ショートミーティング』を行いプライベートな雑談も含む細かな情報収集を行う事はリスク管理上も非常に有効です。現法幹部達の個人的な経済状況を感じ取る事もでき、変化を察知する助けともなります。
Director 取締役サービス
欧米グループ会社の取締役として取締役会に参加し、日常的に帳簿等データを閲覧しモニタリング致します。海外グループ会社の取締役会に外部の現地専門家の眼を入れているという事実は、対外的にもわかりやすいガバナンスとなります。