Business Development
欧米での事業開発
製品やサービスを欧米で販売したい場合、最初から現地法人や倉庫や営業・技術スタッフを整備してスタートするのは難しいケースもあります。その場合、まずは委託販売や販売代理店経由でスタートし、規模の拡大に応じて独自進出に移行する形が理想的です。それぞれのステップに応じて相応しい相手先を探し、条件を調整致します。
Consignment 委託販売先発掘・調整
現地の相手先が在庫リスクを取りたくない場合に有用なスキームです。比較的安易に始められる分、相手先の本気度がどの程度かを見極める必要があります。また、営業戦略や販売状況のデータなどが共有される条件を付け、委託先の活動状況をモニタリングできる仕組みを作る事も重要となります。
Dealer 販売代理店発掘・調整
相手先が在庫リスクを取ってでも取り組みたいというケースなので、高いモティベーションが期待できます。相手先のパフォーマンスがわからないうちは極力独占販売権を与えない方向で交渉を進めます。また、販売状況のデータ共有や先々事業を買い取るオプションを付けておく事も大切な要素となります。
Support サポート企業発掘・調整
代理店や委託先が販売活動のみに特化する場合、倉庫やフルフィルメント、技術サポートなどを外注できる現地サポート企業が必要となります。代理店と足並みを揃える必要があるので通常は相手先の紹介で決定しますが、相手任せではなく適正なチェックと条件設定を行います。
Agreement 各種提携契約書作成
委託販売、販売代理店、サポートなどの契約書作成と交渉を行います。独占権を付けない事、販売情報が共有される事、買取オプションを付ける事の3点を重視し交渉にあたります。契約書案の作成は相応しい現地弁護士を選定し依頼します。
Intelligence 販売データの共有
販売代理店や委託販売を行う場合で頻発する問題は、「どこで」「どんな顧客に」「何が」「どれだけ」売れているのかがブラックボックスになってしまうため、経営戦略の立てようが無くなってしまう事です。相手先は顧客データは絶対に公開してくれませんが、地域別・商品別・顧客層別などの販売データであれば最初からルール化しておけば取得可能な場合もあります。契約では極力そのような条項を設け、業務がスタートした後は弊所が第三者機関として相手先から販売データを吸い上げ、顧客情報を隠した形で売上分析データを継続的に提供致します。
M&A 事業買収サポート
順調に売上が伸び今後の拡張も期待できる場合は、現地に法人を設立しスタッフや倉庫を持ち完全に自社で事業をコントロールできるようにしたいものです。その場合は事業買収によって販売機能や顧客リストを買い取ったり、技術サポートや在庫も含めて買い取るなどの方法があります。弊所のM&Aサービスでこの事業買収をサポートします。